9月
29

ピアノの本格的なレコーディングを、私がお手伝いします

出来るだけ費用を抑えるために、スタインウェイのフルコン(D274)が使用できる公共のホールで、平日の一日を借り切って録音します。録音機材はナナサコフのレコーディングに使用している一式で、ひとつのセッティング・スタイルを確立済みですので、半年後にレコーディングの続きを行っても、ほとんど差異はないレベルです。つまり、充分に準備した状態の曲を1曲か2曲レコーディングして、また時間をかけて準備してから4曲目、5曲目、6曲目を録音することで、CD一枚分を録りためるという手法です。もう既にCDが売れる時代ではありませんが、分量の目安には「CD一枚」というのはわかり易いですね。
録音風景

これまで他人の録音はしたことがなかったので、ピアノ仲間の協力を得て2回のテスト録音を経て、実際の依頼を受け始め、9月27日に初めての「クライアント様」の録音を都内の小ホールで実施しました。

ピアノ弾きにとっては非常に「有効なお金の使い方」ですよ。ステージのみの使用で観客は入れませんが、スタインウェイDを一日独占、ピアノ調律はピアニストの休憩中に私が行います。一曲録音したら、それをプレイバックして一緒に確認します。多くのホールが朝9時から夜10時まで利用可能なので、時間はあるように思いますが、録音テイク数が増えると最初のころの「楽曲に向き合う鮮度」が落ちて来るものです。ですから、出来るだけテイク数を増やさないように、休憩しながら録音したほうが良い場合が多いようです。また、後に編集が必要になる場合を考慮して、曲中のある一部分(又は数か所)だけを抜き出しての録音も行います。写真やビデオの撮影は配偶者か友人に依頼して下さい。私はそこまで手がまわりませんが、カメラマンを連れて来ることは出来ます。もちろん撮影は必須ではありませんけれど。

録音は96khz/24bit でステレオマイク2系統(4本)で行います。ピアノに近い位置のマイクAと、少し離れた位置のマイクBの2セットです。ナナサコフ録音を始めた頃はDATとミキサーを使っていたので、2セットの音量のバランスを決めるまでが大変で、録音後に変更することは不可能でした。現在はコンピュータとオーディオ・インターフェースの非常にコンパクトなシステムで、バランスも後からいくらでも変更可能です。とは言っても特に変更する必要はありませんが。

都内か近郊の方でしたらスケジュールを調整して、私がホールの申込をします。もう少し遠い方は、ご自分で使用可能なご希望のホールを予約して下さい。キーワードは「小ホール、舞台のみの使用、スターンウェイD」です。土日は無理でしょうが平日なら確保できるホールが結構ありますよ。

ご希望の方はメールでご連絡ください。
ショップ@nanasakov.com (ショップは英語に変更して下さい。)

費用はホール使用料と、私を雇う僅かな金額。
さあ、ご自分の一番良い演奏を記録することを本気で考えましょう。

2月
05

音楽家の皆さん、ダウンロード販売を始めよう!

CDの価格を値下げしました。高校生の頃(1970年代半ば)にLPレコードが2,000円くらいだったような覚えがあるので、現在のCDは決して高くないし、むしろ安くなったと思うけれど、業界は低空飛行どころじゃなくて墜落寸前だそうです。大手レコード会社と契約した場合、原盤持込で受け取る利益は14%程度のようです。ホールまたはスタジオを借りて録音エンジニアにお願いしてマスタリング手前まで費用をかけてその程度ということです。演奏の録音を専門家に依頼するのが良いのは、使用する機材のせいではなく、そのノウハウにあるのは明らかですが、音楽をCDやDVDのパッケージで販売する商法からは既に若者は離れてしまったのに、依然、音楽の需要は大きいという時代にあっては、音楽家自身が行動を起こす良いチャンスとして考えたほうが良いかもしれません。買う側はお手軽になったとはいえ、音楽家側の「鍛錬」「音楽を理解する真摯な勉強」「練習に裏打ちされた確かな技量」等が要求されていることには何も変わりがありません。さあ、録音が完成したら、ダウンロード販売を始めよう。
 

paypal & WordPress
ホームページを作ってから、「商品の決済はどうするの?」と考えても良いけれど、初めに決済方法を決めてそれに合う道具をそろえるほうが賢明です。ダウンロードだけのサイトにするなら(1)外部サービスを利用する (2)paypal & WordPress で作成する、のどちらかです。見た目にすっきりなのは後者ですが、CDやその他の物販と併用できません。その場合は、paypal & WordPress で物販、外部サービスでダウンロード販売というのが良いです。私はそうしました。もちろん、WordPressを二つインストールできる環境があれば、両方とも自前でできますが、多少工夫が必要です。paypalでクレジットカード決済後に戻るページを一つ設定するので、両方のサイトのデザインを統一しておき、例えば物販がメインページでダウンロードをサブページとする旨、どこかに表示して、購入者が混乱しないような配慮をすべきでしょう。
 

ダウンロードの外部サービス
私はDL Market にお願いしています。
http://www.dlmarket.jp
登録は無料で売り上げが無ければ手数料も発生しません。デジタルコンテンツなら何でも扱えます。ラフマニノフピアノ協奏曲のスケルトン版(と勝手に名づけた)をアップしたのですが、24bit/48khzのWAVEファイル(全24ファイル)をZIPにすると最大4.7GBになるので一括でアップロードすることはできませんでした。24ファイル中で最大のものはピアノ協奏曲3番の2楽章と3楽章を途切れずに収録したもので414MBです。一回のアップロード上限は300MBなので、これとパガニーニ狂詩曲の4つのファイルのために、事務局にお願いして上限を引き上げてもらいました(2/7に変更予定)。ダウンロードする方にとっても巨大ファイルを落とすよりも、小分けの方が良いかもしれません。24ファイルを「セット商品」にして、個々のファイルはダウンロード不可とすることも出来ます。音源は同じでサンプリングレートの異なる他の3種類(16bit/48khz, 16bit/44.1khz, MP3)も同価格で販売していますので合計で約11GBになり、これらを自分の契約するレンタルサーバでない場所に置かせて頂けるのはありがたいです。

(ペイパル)
日本国内での普及はいまひとつですが、小規模会社や個人でクレジットカード決済を利用するならpaypalが断然お勧めです。登録も簡単(もちろん日本語で)で、ビジネスアカウントでも手数料はごく僅か(4%程度)ですから、まずは申し込みましょう。英語で表示されたらサイト右上に日本語への切り替えリンクがあります。
[ビジネス]→[ビジネスアカウントの開設]
https://www.paypal.jp

WordPress
18年以上前に初めてホームページを作ったころはテキストエディタでHTMLを書くというのが当たり前で、ずっとそれでやって来ましたのでブログ作成なんて興味がなかったのだけれど、初心者として恐る恐るやってみたら、あらまあスゴイ。今までのホームページは破棄して、全面的にWordPressに移行しました。クレジットカード決済のできる機能を持ったサイトにするので、WordPressをインストールする前にレンタルサーバの仕様を確認してください。MySQL(5.1以上)とPHP(5.3以上)が必要です。これまでnanasawa.netを置いていたレンタルサーバでは両方ともバージョンが低かったので、WordPressのインストールはできたものの、必要なプラグインである[Welcart]が使えないことがわかり、低価格の別会社(さくらインターネット)と契約しました。その際にnanasakov.com のドメインを取得し、メール等の関係でnanasawa.net は温存しました。さくらインターネットでは自動インストールが用意されているので簡単ですが、ドキュメントルートにインストール際にちょっと不具合がでました。そこで普通にFTPでWordPressの必要データをアップロードして、http://www.ドメイン/index.phpにアクセスし、言われるままにインストールします。アレレ?ここでも失敗、そのとき「大丈夫ですよ、wp-config.phpに記入してアップすれば解決ですよ」とWordPressが言ってくるので安心。

Welcart
http://www.welcart.com/
無料のプラグインである[Welcart Home ショッピングカート for WordPress]をインストールします。こんな優れたプラグインが無料で提供されているのには驚きます。通常の物販を行うのであれば、全くの無料。商品価格を決めて画像を用意して基本設定をします。基本設定、配送設定を先にするのですが、最初は支払方法にpaypalが見当たりません。とりあえず銀行振込とか郵便振替とか着払いとか、その辺りを設定しておき、後からpaypalの設定をします。usc-e-shop/settlement/ にあるpaypal_sample.php を編集(ファイル名を変更/必要事項を記入)して設置するだけです。ダウンロード販売サイトにする場合は、拡張プラグインの[DL Seller](28,000)を使います。7日間だけ何度でもダウンロード可能とか、月極めでのダウンロード等の設定もできるので、いろいろな展開が考えられますね。唯一の難点は物販とダウンロード販売の両方を同時にはできないことくらいですが、それとて特に問題ではないと思います。

paypalでクレジットカード決済
Welcartの管理画面で[カート]のページIDを確認しておきます。
paypalにログインして[個人設定]→[ウェブペイメントの設定]をクリック。
●自動復帰(オン)、復帰URL(カートのページID)、支払いデータ転送(オン)にします。
ID トークンを確認しておきます。50文字以上並んだの文字列がこのページに表示されています。。
そして[個人設定]→[即時支払い通知の設定]をクリック。
[IPNの設定の選択]をクリック。
●通知URL(http://www.ドメイン/index.php)、IPNメッセージ(有効/推奨)、[保存]をクリック。
sandbox(閉じられたテスト環境内)でテストをしてから本番の臨むべし、とあちこちに紹介されていたので[PayPal Developer Central]のアカウントを取得して途中までやりましたが、何だか良くわからなくなり、投げ出しました。勝手な言い訳を思いつき「商品価格を非常に低く設定してテストしてしまえ~」でやってみたら上手くいったので、OKとしました。ああ、とてもいい加減ですが。

paypal_sample.php の編集
[paypal.php]として保存してアップロードします。
$usces_paypal_business =[PayPalに登録したメールアドレス]
$usces_paypal_url =www.paypal.com
$auth_token =IDトークン
設置場所についてはデフォルト(wp-content/plugins/usc-e-shop/settlement/paypal.php)でないほうが良い、と[paypal_sample.php]の注意書きにあります。「この場所はプラグインのアップグレードの際に削除されてしまいます。任意の場所に設置してシステム設定ページにてモジュールの設置場所を指定。」ですが、バックアップを取っておけば良いだけのことですから、デフォルトにしました。

Welcartの基本設定に戻って
支払い方法にpaypalを記入して追加。決済モジュールにもpaypal.phpと記入すれば完了です。ちょっと迷いながらでしたが、このように記録してみると大した苦労も無く完了できたことが分かります。音楽家の皆さん、ダウンロード販売を始めましょう!

2月
03

GODOWSKY: STUDIES on CHOPIN’S ETUDES complete

jncd-1012

レオポルト・ゴドフスキー
ショパンのエチュードによる練習曲全曲 + α(59曲)
詳細:ショパン練習曲=ゴドフスキー版全曲を約20年ぶりに録音しました。今回は全53曲とOssia付きの別バージョンも収録、さらに[No.11]と[No.12]を同じタイミングで演奏して同時に鳴らすという多重録音をオマケに収録しました。 全59曲(CD2枚組)。ゴドフスキーの美しい楽譜を忠実に「音」にする、ある意味での頂点。ポリフォニー、ポリリズム、ポリダイナミクスを堪能できます。1991年盤をお持ちの方はナナサコフの成長ぶりを感じていただけることでしょう。日本版の楽譜がヤマハから発売されています。 試聴はコチラ♫

2月
03

Rachmaninoff: Piano Concerto No.1 & No.4, paganini (for 2 Pianos)

jncd-1013

セルゲイ・ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第1番、第4番 (ピアノ2台用編曲)
パガニーニの主題による狂詩曲 (ピアノ2台用編曲)
これらの3曲には、ラフマニノフ本人による「2台ピアノ用編曲」がある。オーケストラとの競演ではなく2台のピアノで聴くと、そこには新鮮な発見がある。作曲家が作品のどの部分を芯として考えてたのかが、浮かび上がってくる。パガニーニの主題による狂詩曲を含めた3作品をナナサコフによる多重録音の「演奏」で聴いていただきたい。 試聴はコチラ♫

2月
03

Rachmaninoff: Piano Concerto No.2 & No.3 (for 2 Pianos)

jncd-1011

セルゲイ・ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番、第3番 (ピアノ2台用編曲)
ピアノ協奏曲第2 番(1901 年)、第3 番(1909 年)はともに現在でもこの分野における最も人気のあるレパートリーだ。これらの協奏曲には、ラフマニノフ本人による「2台ピアノ用編曲」があるが、ピアニストの練習用または、愛好家が楽譜を見ながら音楽を聴くといった用途が一般的なのだろう。今回の録音はナナサコフ初の多重録音で、ソロピアノとセカンドピアノを別々に録音した後にミックスしたものだが、基本的にはコンピューターを用いたシーケンスなので2つのタイミングがずれる幅は非常に小さく、まさに合奏しているように聞こえる。 試聴はコチラ♫

2月
03

The masterpiece of the early years of ALKAN (published in 1837)

jncd-1009

Ch.V.アルカン
ALKAN in 1837
詳細:1837年、アルカンはピアニスト・コンポーザーとして栄光の頂点を極めていた。この年に出版された作品は、これまで殆ど演奏されていないが、リスト、ショパン、ベルリオーズら同時代のロマンティックたちの影響のもとで、アルカンの個性が初めて開花した傑作であり、ここに収録された全ての曲は、驚くべき独創性、そして悪魔的な超絶技巧にあふれている。この12曲は、名高い「長調エチュード」「短調エチュード」にも匹敵する巨大なグループを形成しており、アルカンのArtistic Developmentを理解する上で、極めて重要な作品群である。(1844年の「騎士」作品17も合わせて収録) 試聴はコチラ♫

2月
03

Godowsky: Cello suites, without Accompaniment by J.S.BACH

jncd-1008

レオポルト・ゴドフスキー
ピアノ編曲によるバッハ・無伴奏チェロ組曲
詳細:(『ピアノ編曲によるバッハ無伴奏チェロ組曲』/ゴドフスキー編曲版)
チェロの聖典、御存じ6曲ある無伴奏チェロ組曲をもとにゴドフスキーが2番、3番、5番をピアノ用にかなり自由に編曲した作品。チェロ奏者が聴くと怒るかもしない。しつこいリピートは一部カットしたところもある。オマケ(と言っても大作だが)に収録したのはパッサカリア(シューベルト未完成交響曲冒頭の旋律による44の変奏・カデンツァ・フーガ)、14分30秒。試聴はコチラ♫

2月
03

Godowsky: Violin Sonata, without Accompaniment by J.S.BACH

jncd-1007

レオポルト・ゴドフスキー
ピアノ編曲によるヴァイオリン ソナタ
詳細:(『ピアノ編曲によるバッハヴァイオリン ソナタ』/ゴドフスキー編曲版)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ1番、パルティータ1番、ソナタ2番をもとにしたゴドフスキーによるピアノ編曲作品。ゴドフスキーは複数のメロディーを幾つも組み合わせ対位法的に同時進行させる。その手腕は実に見事であり、あたかもバッハ自身が書いたように思わせるところ、まさにピアノ王ゴドフスキ-以外には書き得ない楽譜となっている。他に今回がCD初録音となる、Henselt/Godowskyの”If I were a bird”と更にシークレット・トラックもある。試聴はコチラ♫

2月
03

Ch. V. アルカン:全ての短調による12の練習曲

jncd-1006

「短調による12の練習曲」作品39は、ハンス・フォン・ビューローが「ピアノのベルリオーズ」と評し、リストが脅威を感じたアルカンの多面的天才を顕わす金字塔と言える大作だ。第1曲~3曲は短調の単独作品、第4曲~7曲は交響曲様式、第8曲~10曲は協奏曲様式、第11曲は序曲、第12曲は変奏曲、もちろんピアノ独奏のための練習曲集だ。他に、「鉄道」練習曲と、CD初録音の「アルカン編曲によるピアノ独奏の為のモーツァルト・ピアノ協奏曲20番」収録。試聴はコチラ♫

2月
03

レオポルト・ゴドフスキー: ショパンのエチュードによる53の練習曲より27曲

jncd-1001

バーチャルピアニストを初めて形にした、ナナサコフの記念すべき一作目のCD。
(ショパン練習曲に基づく53の練習曲より27曲/ゴドフスキー編曲版)ピアニストの免許証ショパン練習曲をもとに、ゴドフスキーは華麗な装飾やピアニズムの極致的技巧を施した編曲に仕立てた。対位法の名手としてのゴドフスキーの技量が遺憾なく発揮され、ポリフォニー、ポリリズム・ポリダイナミクスが堪能できる。これらすべて(53曲)を出版するのにおよそ20年かかり、彼の代表的な作品と言っても良い。これは編曲というよりは、むしろショパンのエチュードをモチーフにした再創造というべき作曲だ。試聴はコチラ♫

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